チーム・マイナス6%の成果
・マイナス6%どころか政府や経済界の実効的対策不足により、温室効果ガス排出量は既に8.7%増加(CO2、CH4、N2O は1990 年、HFCs、PFCs、SF6 は1995 年比・2007年度速報値)となっている。したがって、1990年比マイナス6%を達成するためには、実質マイナス14.7%の削減が必要であり、事実上不可能であると思われた。
・しかしながら、2008年,2009年と10%台の削減が続き、2009年度確定値では、排出権取引分も合わせてマイナス6%を達成した。
・ただ、確定値の発表は2011年に入ってのことで、すでにチャレンジマイナス25%体制に移行した後であった事、削減の主因がリーマンショックによる景気の後退であったため、目標達成が話題になることはなかった。
長戸大幸増井千晶